42日間ジュース療法(ブロイス療法)とは
42日間ジュース療法は、ブロイスがん療法としても知られる代替健康法の一つです。考案者は、オーストリアの自然療法家ルドルフ・ブロイスです。この方法は賛否の分かれる療法として知られていますが、現在でも広く話題にされています。
ブロイスは、がんを含む重い病気は固形物の摂取がなければ生き続けられないと考えていました。そして、厳選した野菜ジュースとハーブティーによって、体に必要な栄養を補いながら、がん細胞を“飢えさせる”ことができると主張していました。
42日間ブロイスジュース療法の基本内容
この療法の中心となるのは、次のような非常に厳格な食事法です。

- 42日間にわたり、特定の生野菜ジュースとハーブティーのみを摂取する
- 期間中は固形食を一切食べない
- 砂糖、乳製品、加工食品も避ける
つまり、食事の大部分を液体だけに限定し、体内を浄化しながら健康を支えるという考え方です。
ブロイスジュースの主な配合
1日の摂取量は合計500mlまでが目安とされています。
ジュースに使われる主な材料
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ビートルート
主成分とされる野菜で、抗酸化作用が高いことで知られています。 -
にんじん
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セロリアック(根セロリ)
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じゃがいも
特に肝臓に関係するがんの場合に用いられることがあります。任意の材料です。 -
黒大根
これらの野菜は新鮮な状態で搾汁し、1日の中で少しずつ、ゆっくり飲むことが推奨されます。一気に飲むのではなく、空腹を感じたときに少量ずつ口にするのが特徴です。
ブロイスが勧めたハーブティー
ジュースに加えて、ブロイスは複数のハーブティーの併用も提案していました。
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セージティー
主となるお茶で、炎症対策や免疫サポートを目的として勧められました。 -
腎臓用ハーブティーブレンド
腎臓のデトックスを助ける目的で用いられます。 -
ヒメフウロソウ(Geranium robertianum)
解毒や血液の健康維持を支えると考えられていました。 -
セントジョーンズワート
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ペパーミント
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レモンバーム
これらは、気持ちを落ち着かせることや消化のサポートを期待して取り入れられます。
ブロイスの考え方
ブロイス療法は、以下のような独自の信念に基づいています。
- がん細胞は固形の食べ物、とくにたんぱく質を栄養源にする
- ジュース中心の食事にすれば、がん細胞に必要な栄養を断てる
- 一方で、正常な細胞は生き延び、体は浄化される
- その結果、自然治癒力が高まると考えられていました
この理論が、42日間断食に近いジュース療法の土台となっています。
注意すべき重要ポイント
この療法を検討する前に、必ず知っておきたい点があります。
- ブロイス療法は、医学的に承認されたがん治療ではありません
- この食事法でがんが治ることを示す科学的根拠は存在しません
- 42日間も固形物を摂らないことには大きなリスクがあります
- 特に、以下のような人は注意が必要です
- すでに体力が落ちている人
- 高齢者
- 標準的ながん治療を受けている人
長期間の断食や極端な食事制限は、栄養不足、筋力低下、体重減少、治療への悪影響につながる可能性があります。
ブロイスジュース療法を考えている場合
もし42日間ジュース療法に興味があるなら、自己判断で始めるのではなく、慎重に進めることが大切です。
- 必ず担当の腫瘍専門医や医療従事者に相談する
- 標準治療の代わりではなく、補完的な方法として考える
- 42日間の断食が安全でない場合は、医療者の指導のもとで調整版を検討する
まとめ
ブロイスがん療法は、野菜ジュースとハーブティーだけで42日間過ごすという、非常に厳しい代替療法です。ビートルートを中心にしたジュースやセージティーなどが用いられ、体の浄化や自然治癒力の強化を目指す考え方が特徴です。
ただし、科学的にがん治療として証明された方法ではなく、実践には健康上のリスクも伴います。そのため、関心がある場合でも、必ず医師と相談し、信頼できる医療の補助として慎重に判断することが重要です。


