朝の「最初の数分の動き」が血圧に影響するって知っていますか?
目覚めてすぐの過ごし方は、血圧の変動に意外と関係しています。医療的な治療の代わりにはなりませんが、ベッドの上でできる穏やかな動きを取り入れることで、体をスムーズに起こし、急な血圧上昇(スパイク)を起こしにくくする助けになります。
- 重要な注意:このルーティンはあくまで補助的なものです。高血圧と診断されている場合、医師に相談せずに薬を中断しないでください。
なぜ起床時に血圧が乱れやすいのか
目を開けた瞬間、体は「深い休息モード」から「活動モード」へ一気に切り替わります。その結果、次のような反応が起こりやすくなります。
- 心拍数の増加
- ストレスホルモンの分泌
- 一時的な血圧上昇
この切り替えをゆっくり・丁寧に行うことで、こうした反応を和らげられる可能性があります。

エクササイズ1:横になったままの腹式深呼吸(5〜7分)
やり方
- 仰向けのままリラックスして寝ます
- 片手を胸、もう片手をお腹に置きます
- 鼻から4秒かけて息を吸います
- 口から6〜8秒かけてゆっくり吐きます
- 焦らず、同じリズムで繰り返します
期待できるメリット
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自律神経の過剰な興奮を抑えやすい
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起床直後の緊張感を軽減
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血圧がわずかに下がる方向に働く可能性
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酸素の取り込みをサポート
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ポイント:吸う時間より吐く時間を長くすると、リラックス効果が高まりやすくなります。
エクササイズ2:脚と足首のやさしい活性化(4〜6分)
やり方
- 片脚を伸ばし、足首を上げ下げ(背屈・底屈)します
- 次に足首を円を描くように回します(10〜15回)
- 反対側の脚も同様に行います
- 最後に両脚を軽く曲げ伸ばしして、無理のない範囲で動かします
期待できるメリット
- 血液の戻り(静脈還流)を促しやすい
- 起床時のこわばりを減らす
- 立ち上がったときのふらつき予防に役立つ可能性
- 循環器系を「急がせずに」起動できる
朝に脚が重い人や、起床時に血圧が不安定に感じる人にも取り入れやすい内容です。
エクササイズ3:背骨をゆるめるリラックスストレッチ(3〜5分)
やり方
- 両膝を胸のほうへ引き寄せます
- 脚をやさしく抱えます
- 体を左右にゆっくり揺らします
- 深く、一定の呼吸を続けます
期待できるメリット
- 腰まわり(腰部)の緊張をゆるめる
- 筋肉の張りを軽減
- 身体的ストレスを和らげる
- 起き上がる動作をより安全にしやすい
合計はどれくらい?(所要時間)
- 合計12〜15分程度
短時間ででき、強い負荷や衝撃も少ないため、朝の習慣として続けやすいルーティンです。
注意が必要な人(医師に相談推奨)
次に当てはまる場合は、実施を避けるか、先に医師へ相談してください。
- 非常に高い血圧がコントロールできていない
- めまいが頻繁に起こる
- 胸の痛みがある
- 術後まもない
朝の血圧を安定させるための追加ポイント
- 起き上がるときはゆっくり動く
- 起床直後のコーヒーを急がない(体調によりタイミング調整)
- まずは水分補給をする
- 朝食を抜かない
- 睡眠時間と起床時間をできるだけ一定にする


