歯磨き粉チューブの色付きマークの「噂」とは?
インターネット上でよく見かける噂に、歯磨き粉チューブの底にある色付きの四角やラインで成分がわかる、というものがあります。内容はだいたいこんな感じです。
- 🟢 緑:すべて天然成分
- 🔵 青:天然成分+薬用成分
- 🔴 赤:天然成分+化学成分
- ⚫ 黒:ほとんど化学成分
一見もっともらしくて、信じたくなりますよね。しかし、実際はまったくの誤情報です。
🚨 本当の意味:色付きマークは「成分」と無関係
歯磨き粉チューブの端にあるカラーブロックは、成分表示でも安全表示でもありません。
これらは「アイマーク(eye mark)」または「カラーマーク」と呼ばれ、製造・包装工程のために印刷されています。

これらのマークは何のためにあるのか?
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機械が読み取るための目印
- 自動包装機が、チューブを「どこでカットするか」「どこで折るか」「どこで密封するか」を判断するための位置情報です。
- センサーがこのマークを読み取り、正確な位置で加工できるようになります。
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色の違いは機械・資材の違い
- 工場によって、使用する包装機や印刷方式、資材の種類が異なります。
- そのため、各ラインやブランドを見分ける目的で、マークの色が変えられることがあります。
- 色=成分、ではなく、色=工場側の管理用と理解してください。
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成分とは一切リンクしていない
- 歯磨き粉にどんな成分が使われているかは、このマークからはわかりません。
- 成分を知りたいときは、必ず「成分表示」を確認しましょう。カラーマークを見ても意味はありません。
🦷 本当に役立つ「歯磨き粉の選び方」
チューブの色付きマークではなく、歯磨き粉の中身=成分に注目することが大切です。
選ぶ際にチェックしたい主な成分は次の通りです。
注目したいおすすめ成分
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フッ化物(フッ素)
- 虫歯予防に最も一般的に使われる成分。
- 歯のエナメル質を強くし、初期むし歯の再石灰化を促します。
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ハイドロキシアパタイト
- 歯の主成分に近いミネラル。
- フッ素の代替として注目されている成分で、エナメル質の修復サポートが期待できます。
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キシリトール
- 砂糖の代わりに使用される甘味料。
- 口内のむし歯菌の活動を抑える助けになり、虫歯リスクを下げるとされています。
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活性炭(アクティベイテッドチャコール)や重曹(ベーキングソーダ)
- 歯の表面の着色汚れを取り除き、自然なホワイトニング効果を狙うときに使われることがあります。
できれば避けたい・注意したい成分
- SLS(ラウリル硫酸ナトリウム)
- 強い発泡剤として多くの歯磨き粉に使用されています。
- 一部の人には、口内の粘膜刺激や口内炎の悪化などを引き起こすことがあると言われています。
- 口内が敏感な人は「SLSフリー」の製品を選ぶと安心です。
🔎 結論:この都市伝説は「完全に誤り」
- 歯磨き粉チューブの色付きライン・ブロックは、
成分を示す目印ではなく、工場での包装・加工に使われる技術的なマークです。 - 「緑だから安心」「黒だから危険」といった判断は、根拠がありません。
- 歯磨き粉の内容を正しく理解したいときは、パッケージ裏の成分表示・説明を読むことが唯一の正しい方法です。
💬 あなたはこの噂を信じていましたか?
- かつてこの「色で成分がわかる」という噂を信じていたかどうか、ぜひ教えてください。
- 周りの家族や友人がまだこの都市伝説を信じているようなら、
この情報をシェアして、誤解を一緒に解いてあげましょう。🦷✅


