バナナの「筋」は何者?栄養たっぷりの正体とは
バナナの皮をむいたとき、果肉に沿って細いヒモのような“筋”が何本もついていますよね。
見た目が気になって取り除いてしまう人も多いですが、実はこの筋にはとても大事な役割があります。
バナナの筋の正体は「師部束(フロエムバンドル)」
バナナの筋は、専門的には**「師部束(しぶそく)/フロエムバンドル(phloem bundles)」**と呼ばれる部分です。
バナナという植物が成長し、実がきちんと育つためになくてはならない器官です。
師部束が担っている主な役割

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✔ 栄養や水分の通り道
成長中のバナナの中で、水分・糖分・各種栄養素を運ぶ“配送ルート”のような役割を果たしています。 -
✔ バナナ全体を均一に熟させるサポート
糖分がバナナ全体にしっかり行き渡るように働くため、果肉が均一に甘く、やわらかく熟しやすくなります。 -
✔ そのまま食べられる安全な部分
食感は少し繊維っぽいものの、れっきとした食用部分。食物繊維やビタミン、ミネラルも含まれています。
バナナの筋は体に良い?含まれる栄養素
結論:バナナの筋は体にうれしい栄養がつまった部分です。
具体的には、次のような成分をとることができます。
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✔ 食物繊維
おなかの調子を整え、消化をサポートします。腸内環境を整えたい人にも役立ちます。 -
✔ カリウム
余分な塩分を体外へ排出するのを助け、血圧や心臓の健康、筋肉の働きを支えてくれます。 -
✔ ビタミンB6
たんぱく質の代謝に関わり、エネルギー産生や脳の働きをサポートする重要なビタミンです。
次にバナナを食べるときは「筋」も一緒に
バナナについている細い筋は、決して“邪魔な部分”ではなく、
- バナナが育つための栄養を運ぶ
- 果実を均一に甘く、やわらかく熟させる
- 私たちの体にも役立つ栄養を含んでいる
といった重要な働きをしています。
次にバナナを食べるときは、筋をきれいに取り除いてしまうのではなく、栄養がつまった一部としてそのまま一緒に食べてみるのもおすすめです。
バナナの「筋」の役割を知ると、見え方が少し変わるかもしれません。


